粘土の犬   no comments

Posted at 6:07 pm in 日記

小学生の頃の夢は、プロ野球選手でした。でもそれは叶いませんでした。

中学生の頃の夢は、クリエイティブな人間になることでした。凄くアバウトな夢でしたね。当時なぜか、クリエイティブという言葉が好きだったんです。学校の先生には「もっと具体的に」と言われたものです。

そして今、中学生の頃の夢は何となく叶ってるんじゃないかな? って思っています。私にしかできない仕事を任されている今、それはクリエイティブな仕事といえ、私自身がクリエイティブな人間といえるからです。

昔から何か作るのが大好きで、真似をするのが大嫌いな子でした。それは物心ついたときからずっとだったと思います。

自分がそういう性格だと気がついたのは幼稚園の頃で、4、5歳だった時です。私がよく覚えている最古の記録でもあります。粘土で動物を作ってくださいという課題があって、私は犬を作ったんです。でも、まわりの子の作品をみたら犬が多くて私はそれが妙に嫌に感じて、完成した粘土の犬を壊してしまったんです。この時からすでに、自分がまわりと一緒にされるのが嫌いなんだと感じていたのです。

小学生の頃は、野球をやってました。将来の夢をプロ野球選手って言えるくらい楽しかったです。でも、ある時ふと、野球をやってる人を客観的に見た時「野球やってる人多いなぁ」と感じました。そう感じた瞬間、一瞬にして野球に対する熱が冷めてしまいました。「みんなやってるんだから、僕はやらなくていいや」って。

それからの私はかなりのあまのじゃくでした。誰かが右に行けば私は左に行くという性格になり、現在に至っています。そうして出来あがったのが、何かを生み出すことが大好きで、既存のものには満足できないという自分でした。

こういう性格は本当に面倒ですよ(笑)。既存のものに満足できないって事は、いろいろ不満を感じてしまうことですから。何を見ても「あそこをこうすればもっと格好良いのに」とか「なんでここを妥協してるんだろう? コストか?」などと否定をしてしまうんです。

そして逆に、素晴らしいものを見つけると、純粋に凄いと思う中で「ちくしょう!」という悔しさも感じてしまうのです。

ものに対してそういう思いを抱くのはまだ良いのですが、それがたまに対人関係にも影響してしまうと厄介です。それはいけないことだと思っているので極力抑えるようにしていますが、どうしても表に出てしまう時もあります。苛立って大変です。

幼稚園児の時、粘土の犬を壊していなければ、こんな苦労をしなくて済んだのかな? なんてことも思ってしまいます。

Written by admin on 11月 17th, 2012